五十嵐カノア・前田マヒナ・ジョンジョン!ハワイ出身の五輪サーフィン選手は?
東京オリンピックから初めて五輪競技となった、サーフィン。そのサーフィンにハワイ出身の選手がたくさん出場します。五十嵐カノア選手、前田マヒナ選手、 ジョン・ジョン・フローレンス選手のそれぞれをピックアップ。プロフィールや経歴、国籍、世界ランキングなどの情報をまとめてご紹介します。
1. 五十嵐カノア選手
ハワイにゆかりのあるプロサーファーとして、今もっとも注目度が高いのが、五十嵐カノア選手でしょう。
五十嵐カノア選手のプロフィール・経歴・国籍は?
1997年10月1日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。身長180cm、体重75kg。「カノア」とは、ハワイ語で「自由」の意味。両親は2人とも日本人で、弟のキヌアさんを含めて家族は4人。父親は、サーファーの五十嵐勉さん。
3歳のときにハワイで初めてサーフィンを始め、幼いときからサーフィンを行う環境で育ってきた。カリフォルニアを拠点としながら、たびたびハワイに行き来していたそうで、ハワイに来ると「帰ってきた」と感じるそう。2020年にはハワイ州観光局7代目の親善大使として就任しました。
また、日本人の両親のもと、アメリカで生まれたことから、五十嵐カノア選手はアメリカと日本の二重国籍を取得していました。アメリカは二重国籍が認められますが、日本では22歳までにどちらかの国籍を選ぶ必要があります。
五十嵐選手は2017年の時点で、「日本代表として東京オリンピックに出たい」と語っており、2018年には日本国籍へ変更を果たしたと報じられています。
五十嵐カノア選手の世界ランキング
わずか11歳の2009年にNSSA主催大会で30勝という年間最多優勝回数を達成したほか、数々の世界大会で優勝を果たしています。WSL(ワールド・サーフ・リーグ)によるチャンピオンシップツアー(CT)の男子ランキングによると、五十嵐カノア選手の2021年の世界ランキングは6位。日本人選手ではトップの位置にランクインしています。
参考:2021 Men’s Championship Tour
日本代表として東京オリンピックに出場
2021年6月に行われた世界選手権は東京オリンピック最終予選をかねており、五十嵐カノア選手が2位に。すでに五輪出場内定が確実と言われていましたが、この大会で五十嵐選手の五輪代表が決定しました。男子選手では、五十嵐選手のほか、千葉県一宮町出身の大原洋人選手が日本代表に選ばれています。
五十嵐カノア選手の英語は?
アメリカで育っただけあって、五十嵐カノア選手は英語はとても流暢。英語のほかに、日本語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語も話せるのだそうです。
五十嵐カノア選手の年収は2億円?
現在、木下グループに所属する五十嵐カノア選手。数々の大会で優秀な成績を残していることから、多くのスポンサーがついており、年収もすごそうです。
そんな五十嵐選手、2018年の「世界で最も稼ぐサーファーランキング」で、7位にランクイン。クイックシルバー、オークリーなどをスポンサーに持ち、収入は186万ドル(約2億円)と掲載されています。
現在も東京オリンピックなどで活躍が期待されていることから、それ以上の年収を獲得しているかもしれません。
五十嵐カノア選手のインスタ
五十嵐カノア選手のインスタグラムはこちら。
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2. 前田マヒナ選手
ハワイ出身でサーフィンの日本代表として東京オリンピックに出場すうのが、前田マヒナ選手です。
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前田マヒナ選手のプロフィール・親・日本語
1998年2月15日、ハワイ出身。身長162cm、体重58㎏。日本人の両親のもと、サーフィンの名所として有名なハワイのオアフ島ノースショアで生まれる。2歳上の姉と、4人家族。ハワイで生まれ育ったため英語が得意だが、高校では日本語を専攻し、家では日本語で会話することもあるそう。
父親もサーファーで、4歳でサーフィンを始め、ジュニア時代にワールドジュニアのタイトルを獲得するなど、その才覚を表していたそう。2020年にはジャパンオープンで優勝するなど、世界で活躍している。
日本代表として東京オリンピックに出場
五十嵐カノア選手と同じように、前田マヒナ選手も、ハワイで生まれたことから日本とアメリカの両方の国籍を取得していたよう。しかし日本代表として東京オリンピックに出場したいと、2018年に日本の国籍を取得したと報じられています。
そしてワールドゲームズ兼東京オリンピック(五輪)世界最終予選でベスト8に入り、東京オリンピックの日本代表に選ばれました。もう1人の代表に決まった日本人女子選手は、都筑有夢路選手です。
前田マヒナ選手がSK2の動画に出演
スキンケアブランド「SK2」は、世界の女性トップアスリートを取り上げたキャンペーンを展開しています。日本人選手では、競泳・池江璃花子選手、卓球・石川佳純選手、バドミントンペアの髙橋礼華&松友美佐紀選手などが登場。
この中に、前田マヒナ選手も取り上げられています。前田選手は、日本人だけれどハワイで生まれ育ったことから、2つのカルチャーの違いで自分らしさなどに悩んだときもあったそう。そんな心の葛藤などが取り上げられています。
ビッグウェーブに果敢に挑む!
インターネット上で話題となったのが、前田マヒナ選手が世界のビッグウェーブをライドする動画。ハワイのノースショアで撮影されたものだそうで、高さが何メートルもありそうな巨大な波に見事にのっている様子が捉えられています。
ちなみに前田マヒナ選手は、世界最大級の波がブレイクすると言われる、ポルトガルのナザレのビッグウェーブを日本人女性サーファーとして初めてライドしたのだとか。
前田マヒナ選手のインスタ
前田マヒナ選手のインスタグラムはこちら。
https://www.instagram.com/mahinamaeda/
3. ジョン・ジョン・フローレンス選手
ハワイ出身で東京オリンピックに出場する注目のサーフィン選手の最後が、こちら。 ジョン・ジョン・フローレンス選手です。
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プロフィール
1992年10月18日、ハワイ出身。身長185cm、体重76㎏。世界屈指のサーフィン大会「トリプルクラウン」が行われるオアフ島ノースショアで育ち、初めて海に入ったのは生後わずか6ヶ月のとき。それから5歳のときは、ひとりでサーフィンができるようになっていたのだとか。
その後「トリプルクラウン」に史上最年少となる13歳で出場。2011年からは世界のサーフリーグに出場し、次々とタイトルを獲得していき、今では天才プロサーファーと言われている。
スゴイ年収に仰天!
サーフィン界のスーパースターと言われるジョン・ジョン・フローレンス選手は、年収もワールドクラス。2019年の「もっとも稼ぐプロサーファーランキング」では、1位にランクイン。2018年に獲得した賞金なども含めて、年収は533万ドル(約5億8600万円)と報じられています。
参考:Here Are The Ten Highest Paid Surfers Of Last Year
東京オリンピックに出場
ジョン・ジョン・フローレンス選手は、東京オリンピックのアメリカ代表選手として出場予定です。しかし2021年5月に、左膝を負傷したため、マーギーズプロなどの複数の大会を棄権。東京オリンピックを見越して大事をとったものと思われますが、回復して東京オリンピック本番で活躍することを期待したいです。
ジョン・ジョン・フローレンス選手 のインスタ
ジョン・ジョン・フローレンス選手のインスタグラムはこちら。
https://www.instagram.com/john_john_florence/?hl=ja
4. 東京オリンピック サーフィンの試合日程
東京オリンピックのサーフィンの日程は以下のようになっています。会場は釣ヶ崎海岸サーフィンビーチです。
男子・女子
- 第1・2ラウンド 2021年7月25日(日)7:00~16:20
- 第3ラウンド 2021年7月26日(月)7:00~16:40
- 準々決勝・準決勝 2021年7月27日(火)7:00~14:20
- 3位決定戦・決勝 2021年7月28日(水)8:00~11:35
- 予備日 2021年7月29日~8月1日